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建物構造ってなに?~鉄筋コンクリート造編~
皆さまこんにちは!
おうちの買い方相談室 山口下関店の神生です☆
前回までは鉄骨造についてのお話でした!
今回は「鉄筋コンクリート造」のお話です!
「鉄筋コンクリート造(RC造)」とは
柱や梁などの構造体が鉄筋を組んだ枠型にコンクリートを流し込んで
固めたもの(鉄筋コンクリート)で構成された構造です。
高層マンションなどに多く見られます。
鉄筋は引っ張る力に強いが熱に弱く錆びやすい
コンクリートは熱に強いが引っ張る力に強い
2つの素材の特性を合わせてお互いを補い合っています。
鉄筋コンクリート造のメリット
・耐火性・耐震性が高い
・メンテナンス性が高い
・デザイン性が高い
鉄筋コンクリートは地震や経年劣化でひび割れが発生しても
補強材で簡単にメンテナンスができます。
柱のない大空間が実現でき、意匠性の高い外観にも対応できるので
デザイン性を求める方にはぴったりですね!
鉄筋コンクリート造のデメリット
・建築に時間が掛かる
・コストが高くなる
・地盤補強が必要になる
コンクリートを打設したり養生期間が発生する鉄筋コンクリート造。
天候で工期が左右されることもあります。
工期長いという事は職人さんたちの人件費がかさんでしまうということ。
材料の種類が増え、工程が複雑になることもあって
木造や鉄骨造に比べてコストが高くなります。
鉄筋コンクリート造の主な工法
主に一般の一戸建てで使われる工法は「壁式構造」です。
基礎の上に箱を積み重ねていくイメージですね。
木造や鉄骨造より密閉した空間をつくりやすく遮音性が高くなります。
また、壁と床全体家を支えるため耐震性も高いです。
ラーメン構造もありますが、こちらは中高層マンションがメインです。
鉄筋コンクリート造の注意点
鉄筋コンクリート造は構造上結露が発生しやすいと言われています。
24時間換気システムを稼働させて
日常生活上でも窓の開閉など結露対策をこころがけてください。
また、壁式構造の住宅はリフォームが難しいことも。
構造上壁の配置は変えられないので
将来ライフスタイルに合わせてリフォームを考えている方は
要注意です。
ここまで3つの構造についてお話しましたが
ご自分のお考えに合った構造は見つかりましたか?
次回は最後のまとめ!
お楽しみに~☆